AutoCADは図面の作図や製図を行うソフトですが、それだけではなく設計図面を描くソフトとしてとても優れています。
今回は面積の計算の仕方を紹介します。とくに建築の図面に面積計算は欠かせませんよね。
面積計算といってもAutoCADではほとんど自動的に面積を出すことができます。
面積計算
建築図面を描くときに面積の計算は欠かせません。
AutoCADでは部屋の形に関係なくとても簡単に面積を算出することができます。
最後のほうでポリラインを利用した面積の出し方も紹介しますのでポリラインの作図方法も練習しておいてくださいね。
面積計算のコマンドの起動は
メニューバーのツール→情報→面積計算
または
面積計算のアイコンで起動できます。
では実際の図面で面積を算出してみましょう。
次の図は私が描いたオリジナルの平面図です。
実際には存在しないので。あしからず
建築の設計に面積の計算は欠かせないですよね。
この図は私がAutoCADで面積を計算するための例として描いたものです。
この図面の斜線部分の面積を出したいと思います。
では面積計算のコマンドを起動してください。
クロスヘアカーソルで図の角をクリックしていきます。
1番から8番までクリックしてEnterをすると自動的に面積が算出されます。
開始点の1番までクリックする必要はありません。8番でクリックした後Enterをすると自動的に閉じた空間になります。
気になる方はもちろん1番までクリックしてもかまいません。
コマンドウィンドウに面積が表示されています。
「面積=10571066.0628」となっているのが面積です。
AutoCADでは1mm表示ですのでこの状態では平方ミリメートルということになっています。
平方メートルで表示したいときは、10.571066平方メートルとなりますので気をつけてください。(1000の2乗をかけたということです)
ではもう一つ面積の算出方法でポリラインを使った便利な方法を紹介したいと思います。
このように面積を出したい部屋をポリラインで囲みます。
ポリラインはいろんな形にできるのでどのような形の部屋も使用できます。
ポリラインでできた空間の面積を知るためにオブジェクトプロパティ管理を開きましょう。
ポリラインをクリックしてください。
ポリラインの特徴として線分が一つの図形となっています。
プロジェクトプロパティ管理を見てみると
面積が表示されています。
先ほどの方法と同じ値になっています。
用途に合わせて便利な方法を利用してくださいね。