AutoCADの基本的なコマンドを学習しましょう。
代表的なものを選んでいるので、まずはここで紹介しているコマンドを使いこなせるようにがんばってみてください。
コマンドの使い方はある程度規則性があります。
左クリックでコマンドを選んで、右クリックで決定する。
いろいろ便利な使い方も紹介しているので最後まで読んでみてくださいね。
尺度変更
AutoCADの尺度変更のコマンドによって図形の大きさを変えることができます。
2倍、3倍・・・または任意の大きさに変更することができます。
もちろん縮小だって可能です。
尺度変更のアイコンです。
直接入力scでも可能です。(設定によって異なることもあります)
尺度変更の操作は特に難しいところはないのでまずは文章で説明します。
@尺度変更のアイコンをクリック(クロスヘアカーソルがピックボックスに変わります)
↓
A尺度変更したい図形を選択(選択後図形が反転します)
↓
BEnter
↓
C拡大(縮小)をする基点を選択、左クリックします。
↓
D希望の尺度を直接入力します。
Enterをすると図形が基点を元に拡大(縮小)されます。
以上です。
うまくいきましたか。
では次にもう一つ便利な尺度変更の方法を紹介しましょう。
例えば次のような二つの図形があったとします。
黄色い図形を緑色の図形と同じ大きさに尺度変更してみましょう。
実際の作図中にはよく使用する手法なのでぜひ覚えておいてください。
ではさっそくはじめます。
まずは二つの図形を重ね合わせます。
こんな状態ですね
では小さいほうの黄色い図形を大きな緑色の図形と同じ大きさに尺度変更したいと思います。
まずは尺度変更のアイコンをクリックして、コマンドを起動します。
黄色い図形を選択します。
基点は左下の角にします。(左クリック)
次が一番大事ですが、コマンドウィンドウを見ると次のようになっている思います。
直接入力でr(小文字可能)とします。
この直接入力rをすると、指定した長さを、希望の長さまで拡大(縮小)することができます。
つまり黄色い図形の下辺(短い方)を緑色の下辺(長い方)に拡大することができるのです。
では基点をクリックした後から話を続けます。
次の図のように1,2,3と左クリックしていきます。
これは1から2の長さを3の長さまで変更するという意味になります。
おさらいですが、黄色い図形を選択した後、基点を左下の角(1)を選択、直接入力でrを入力、そして1,2,3と左クリックしていきます。
黄色い図形と緑色の図形がピッタリ重なります。
このような状態になりました。
うまくいきましたか。