AutoCADの基本操作なのですが、線分やコピー、オフセットなどの基本的なコマンドを始める前にいくつかの基本的は操作を学んでおくと良いでしょう。
基本的なことではありますが、基本的なことを使いこなせていけばcadで図面を作図していく上ではとても作業がスムーズに進めていけるようになります。
線分が重なってしまったときは
線分が重なるということもcadでの作図中結構起こることです。
重なるというのはクロスするということではありません。
例えば同じ長さの線分がぴったり重なってしまった場合、それが3本、4本と重なってしまった場合、上から2番目を選びたいとします、そういう時どうしますか?
ちょっと意地悪な例ですが、cadでの作図中はどういった場面に出くわすか予想も付きません。いろんなケースを知っておくのが良いので、こういう場面を考えてみました。
対処法はまったく難しくはないので覚えておきましょう。
最初に白色の線を書きます。
省略しますが赤色→黄色→緑色→水色→青色→桃色とまったく同じの線を重ねてみました。
↓このようになりました。
すべての線が重なっているので一番最後の線、桃色の線が表示されています。
さて、ではこの状態から4番目の緑色の線を選択してみましょう。
方法は簡単です。
まずはCtrlキーを押しながら線分をクリックしましょう。
もう一度クリックしてみましょう。
桃色の下の階層の青色の線分が表示されるはずです。
クリックごとに下の階層に移るので3回クリックすれば緑色の線分になるはずです。
桃色→青色→水色→緑色→黄色→赤色→白色
3回のクリックで緑色にたどり着けます。
緑色の線分が現れましたか
では右クリックをクリックしましょう。
このような状態になったら緑色の線分を選択したことになります。
移動をしてみると緑色の線分だけが移動します。
うまくいきましたでしょうか
追伸です。
私のお気に入りはAutoCad2006で現在も使い続けています。
まれに(バージョンの違いによる?)不具合がおきたときなどAutoCad2008LTを使用しています。
今回の紹介した操作方法にAutoCad2006とAutoCad2008LTでは違いがありましたのでご報告したいと思います。
AutoCad2008LTでは『sift + space』を同時に押しながら図形をクリックしてください。
それから後の操作はすでに紹介済みの通りと同じです。
困惑された方しつれいしました。
一度試してみてください。
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