AutoCADの基本的なコマンドを学習しましょう。
代表的なものを選んでいるので、まずはここで紹介しているコマンドを使いこなせるようにがんばってみてください。
コマンドの使い方はある程度規則性があります。
左クリックでコマンドを選んで、右クリックで決定する。
いろいろ便利な使い方も紹介しているので最後まで読んでみてくださいね。
オフセット
オフセット。日常生活では絶対に聞かない言葉ですね。
私もcadを始めたころはまったく何のためのコマンドなのか分かりませんでした。
線分やコピー、回転などのコマンドは名前からしてどのようなコマンドなのか想像できますが、オフセットは英語からイメージしてもなかなか分かりませんよね。
私なりにオフセットを説明すると、指定した間隔にコピーをするコマンドです。
コピーのコマンドと違うのはオフセットは図形を平行にコピーするということです。
例えば次の図
この線分を右側に30の距離でコピーするとします。この場合、コピーのコマンドを使ってもオフセットを使っても結果は同じです。
こんな感じですね。
では次の場合はどうでしょう。
コピーとオフセットを同じ場面で比べてみます。
緑色の線分がコピーをした線分、赤色の線分がオフセットをした線分です。
両方とも距離30で入力しました。
しかしながら距離に差が出ているのが分かります。
コピーは右方向へ30、オフセットは平行に距離30ということになるので、このような差が出ているのです。
コピーとオフセットの違いはこのような感じです。必要に応じて使用しましょう。
オフセットのアイコンです。
では早速オフセットを使用してみましょう。
@アイコンクリックまたは直接入力 o でコマンドを起動します。(設定によっては異なるかもしれません。)
A距離を入力します。
Bヘアクロスカーソルがビックボックスに変わりますので、図形を選択します。
図形を選択した後、ドコにオフセットするかは、線分の右側か、左側をクリックするかで決まります。
右側の任意の位置でクリックすると右側に、左側の任意の位置でクリックすると左側にオフセットされます。
円の場合、中心側をクリックすると中心側に、外側をクリックすると外側にオフセットされます。
コピーとオフセット後の結果の違いを理解して適切なコマンドを使用しましょう。